【アニサマ2015】終わりました!⑦人全力の少女交響曲・タチアガレ!いかがでしたでしょうか。去年の映像も交え、今年のツアーを通した今一番のステージに、緑一色の光で応えて頂き、ありがとうございました! #WUG_JP #anisama pic.twitter.com/FukQ5KBzy9
— Wake Up,Girls!公式 (@wakeupgirls_PR) 2015年8月30日
2015/8/30(日)『Animelo Summer Live 2015 -THE GATE-』通称”アニサマ”の3日目に、WUG(ワグ)こと、Wake Up, Girls!の皆さんが出演されました。昨年に引き続き、2度目のアニサマ出演です。
素晴らしい演者の皆さんが出演されており、とても素敵なアニサマ。忘れられない夏の思い出になりました。大満足です。
そんな中、初めてWUGをご覧になった方がほとんどかと。
ここでは、そんなWUGこと「Wake Up, Girls!」だけに絞ってアニサマ2015の感想を書いてみようと思います。
ライブ動画やMV(ミュージックビデオ)なんかも貼っていますので、Wake Up, Girls!が少しでも気になった方がいらっしゃいましたら、是非、名前だけでも頭の片隅に。
アニサマ2015でWake Up, Girls!(WUG)を見た日、僕が感じた、たった一つのこと。
WakeUp,Girls!OfficialBlogより引用。
緑が本当に綺麗だった。
さいたまスーパーアリーナ2万7千人、すべてのお客様が温かく、受け入れて下さっているように感じていました。
Wake Up, Girls!は、休憩を挟んだ後半2組目。1曲目は「少女交響曲」。
少女交響曲
曲中、バックの大きな画面にアニメーション映像が流れていました。
9/25(金)公開の『Wake Up, Girls! 続・劇場版 前篇「青春の影」』の新規映像でした。まさか、予告にもない新規映像が見られるとは思っていなかったので、感動しっぱなしで。
アニメーション映像を流してくれたり、ライブ前に各キャラクターのナレーションがあったりして、これぞアニサマだなあああと、とても嬉しい気持ちに。
途中途中、現実に舞台上でライブをしている「リアルWUG」と、バックの映像に映る「アニメWUG」のダンスが絶妙にシンクロしていて、釘付けになりました。
ここの映像、沢山の人に見て欲しい。めちゃくちゃカッコイイから!
というか、WUGちゃん達自身に一番見て欲しいかな。当然、舞台上で見られる側だった本人達はその勇姿を、もしかしたら、まだ見れていないと思うので。
Wake Up, Girls!はよくこの、「現実とアニメーションの繋がり」を意識的に取り入れており、それを「ハイパーリンク」と呼んでいるそうです。
現実のWUGメンバー同士がぶつかった実話をアニメーション内に取り入れたり、舞台である仙台の町並みやお店などもアニメーション内に沢山出てきます。
続劇場版でも、仙台から舞台を移した東京の街並みが沢山見られるんじゃないかなと思います。
今回のアニサマでも、そのリンク具合がとても素敵。
音楽と物語、アニメーション、リアルWUGメンバーの皆さんに加え、そんなリンク具合もWUGの魅力の一つだと思います。
それから、ここにきて「独特の味」みたいなモノも滲(にじ)み出てきている感じがしていました。
これがWUGだ、みたいな。
うまく言葉に出来ないんですけど、逆説的に最近の7人がWUGに篭(こも)らず外に向かってるのがいいのかな、って個人的には思ってます。
メンバーの皆さんが「ホーム」という言い方をされているのを何かで聴いたんですけど、それがすごく、自分にもしっくりくる表現だなって思います。
新曲「少女交響曲」も素晴らしく、バックのアニメーションも素敵で、一人一人のダンスや客席を見る表情、緑の衣装もかっこいいし、すごく似合ってるなあとか、沢山の人に見てもらえて良かったねえええ涙、とか何かそんな事ばかり思って見ていました笑。
タチアガレ!
上記の映像は、タチアガレ!のミュージックビデオと、昨年2014年7月〜8月にかけて行われた「1stライブツアー」の映像です。
2曲目「タチアガレ!」は、初代劇場版「七人のアイドル」の主題歌。
センターの島田真夢役 吉岡茉祐さんも舞台上MCでおっしゃっていましたが、Wake Up, Girls!プロジェクトそのすべての始まりと言えるほどの大切な曲です。
バックの映像にはまずミュージックビデオが流れ、それが終わっての2番途中辺りから、昨年2014アニサマにWUGが出演した時のライブ映像が流れました。
昨年の自分自身を乗り越えようと必死にもがく、今、現実のWake Up, Girls!が目に焼きつきました。
ここの演出が、本当に素敵で。
僕はWUGが大好きなので客観視出来ませんが、それでも、多くの人に意図が伝わったんじゃないかと思う素晴らしい演出だったと思います。
Wake Up, Girls!の魅力に「成長」というキーワードもあり、それは、WUGメンバーの皆さんもブログやラジオなどで、しきりに「成長したい」「成長した所を見てもらいたい」と話されていた事でもあります。
その成長を感じてもらう事ともう一つ、Wake Up, Girls!には乗り越えなければいけないことがありました。
昨年、2014アニサマでWake Up, Girls!に何があったのか。
知らない方も沢山いらっしゃると思いますので、この先に少しだけ書いて、終りにしたいと思います。
あなたの声。
Wake Up, Girls!が昨年2014アニサマに初出場した、その1曲目「7 Girls War」で、片山実波役 田中美海さんの声だけが会場に聞こえていませんでした。(2曲目の「タチアガレ!」も出ておらず別の方が歌っていたという情報もあります。)
原因は、マイクトラブル。
音声は録音されていたようですが、そのすべてが映像に収められており、MCでのマイクの調子の悪さや、舞台上での立ち振る舞い、メンバーの表情や目線などから、何もかもが痛々しいほど伝わってきます。
そのアニサマブルーレイのオフ映像に、田中さんが涙する場面が映っていたのです。
悔しさをこらえ、笑顔でインタビューに応じる姿。
メンバーはもちろん、その姿を見た多くファンも言葉に出来ない想い、かといってどうしようも出来なかった自分たちの無力さを、ずっと抱え続けていました。
「私の声、届いていますか」
今年2015年、1曲目「少女交響曲」が終わったあとのMCで、田中さんがお客さん皆さんに届けた言葉です。
この言葉は、WUGを知らないほとんどのお客様にも届く言葉だと同時に、その想いのすべてが込められた言葉でした。
それはまるで、この日の為だけに存在していたかのような、その一瞬に田中さんに声に出されるのをずっと待っていたかのような、たった一つの言葉、でした。
涙が、ボロボロこぼれました。
僕にとっては、もうそれで十分だったのです。
でもこの話しには、まだ続きがあります。
昨年は「心配かけてすみません。」という言葉を残されていた田中さんのブログですが、全く別の言葉が昨年と同じように今年も書かれていました。
それは、お客さん皆さんの声が聞こえていた、という事実。
今年のブログに「皆さんの声にとても安心しました!」という一文があります。
田中さんだけじゃありません。
他のWake Up, Girls!メンバー、島田真夢役 吉岡茉祐さん、林田藍里役 永野愛理さん、久海菜々美役 山下七海さん、菊間夏夜役 奥野香耶さん、岡本未夕役 高木美佑さん、七瀬佳乃役 青山吉能さん、Wake Up, Girls!七人全員がそれぞれ、お客さんの声が聞こえていた、みなさんの応援があったからだ、応援ありがとうございました、と綴っています。
そして、僕にとってとても大切なこと。
僕は、このブログで2015年のアニサマは、「7 Girls War」が聞きたいと書きました。今度はちゃんと7人の声で「7 Girls War」が聞きたいと書きました。それが、WUGらしい、とも。
今でもそれは、僕の本心です。
でも「7 Girls War」は歌われませんでした。
では、一切歌われなかったのでしょうか。
いや、歌った人がいたのです。
その日「7 Girls War」を歌った人がいました。
では一体、誰が歌ったのか。昨年、声を届けられなかったあの歌を、一体誰が歌ったのか。
それは僕が思っていた、ある意味での予定調和的なことなんかより、もっともっと素敵で、もっともWUGらしいことだったと思います。正直、そんな乗り越え方があるなんて思いもしませんでした。
そうなんです。それは、お客さんでした。
アニサマに来たお客さんが「7 Girls War」を歌ったのです。
けやき広場で行われたカラオケ大会でWake Up, Girls!の曲を歌ってくださった方がいました。その曲こそ「7 Girls War」だったのです。コールや合いの手を入れたりして、お客さんも一緒に歌い、その一体感を多くの人が感じました。
けやき広場付近にいた方々がビックリするほどの、すごい盛り上がりだったそうです。
実はもう、その時点から、いやもっともっと前、昨年のあの出来事から、Wake Up, Girls!のアニサマ2015は始まっていたのです。
そんな夢の舞台アニサマで起こった、事実や現実こそが、WUGメンバーや関係者、スタッフの方々をも救ったんじゃないか、と、僕はそんな風に感じていました。
Wake Up, Girls!メンバーの皆さんの声、出演者の皆さんの声、関係者の皆さんの声、スタッフの皆さんの声、そして、お客さんの皆さんの声、
それが、言葉に出来なかった想いであっても、
あなたの声は、ちゃんと誰かに届いてる。
それが、僕がアニサマ2015で感じた、たった一つのこと、です。
あとがき
アニサマ、最高でした。
ずっと心に引っかかっていたことが、やっと取れた気がしました。
メンバーの皆さんも、ひとまずはやり切ったっておっしゃってるし、本当に良かった。いい夏でした。
この物語はここで一旦幕引きして、次この話題を出すのは、いつか来る、さいたまスーパーアリーナ単独公演のその日ぐらいでしょうか。
いや、もうちゃんと現実に乗り越えて、ちゃんと歴史に刻んで来てるんだから、「とある夏の日の物語」の一つ、でいいのかも知れませんね。
アニサマや動画などでWUGの事が少しでも気になった方は、是非一度、Wake Up, Girls!の世界に触れてみてください。
長文乱文、勝手にもかかわらず、最後まで読んでくださってありがとうございました。
アニサマ、ありがとね。
追記
アニサマ2015のブルーレイにもオフ映像がありました。
田中さんは、笑っていました。
泣きながら、でも、ずっとずっと笑っていました。
Wake Up, Girls!七人メンバーも、一緒に、泣きながら笑っていました。
「私の声、届いていますか」
「アニサマ最高!」
アニサマだからこそのアニメのシーンを使った場面も、時間のGATEをくぐろうとする去年のシーンを使った場面も、実はそこから続く続・劇場版「Beyond the Bottom」の場面も、「Wake Up, Girls!」の文字、1曲目の「少女交響曲」の前奏からの流れのすべて、七人のMC、2曲目始まりの「タチアガレ」も、
やっぱり、すべてが奇跡だったんだと思います。
WUGちゃんが絶叫したり、涙したり、笑ったり、ドヤ顔や真顔、素敵なダンスや歌、粋な演出もたくさんあって、エンターテイメント最前線のライブ映像。客席からは米粒だったお姿も、接写もあるからお顔もよく見えます。是非、たくさんの人に見て欲しいです。
【dアニメストア】Animelo Summer Live 2015 -THE GATE-(全138話)
アニサマ、ありがとね。
大事なことなので、2回言いました。
また、新しい物語を。
WUGちゃん、ありがとね。
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